海洋物理学、生態学、数理・データ科学を融合したアプローチにより、海洋環境の変化に対する生態系の応答・適応メカニズムを解明します。
さらに、北西太平洋から全球規模に適用可能な海洋生態系変動予測を実現し、新しい学術領域「海洋・生態系変動システマティクス(OECS)」を確立します。
近年の地球温暖化により、地球表面の約7割を占める海洋の環境が急激に変化しています。本拠点では、海洋に存在する⽣態系に焦点をあて、学際的なアプローチにより、海洋⽣態系の維持に重要な連動性・安定性・適応性の理解を深化させ、人間社会に役立つ海洋⽣態系の変動予測の実現を目指します。それにより、新しい学術領域「海洋・生態系変動システマティクス(OECS)」を創成し、海洋及び⽣態系の再⽣と回復に向けた「惑星スチュワードシップ」に貢献します。
※ 惑星スチュワードシップ:地球の持続可能な管理と保護のための責任ある行動規範・原則
アライアンス型のWPI拠点として、東北⼤学の基礎学術や⾼等教育機能と、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の海洋調査や計算機プラットフォームの機能を強固に連携させ、海洋生態系の応答・適応メカニズムの解明・予測に資する最先端の分野融合研究と世界で活躍する人材の育成を促進します。
我が国が位置する北西太平洋を重点海域に定め、以下に係る分野融合・学際研究を展開します。