イベント

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2025.8.29

シンポジウム「変化する気候下での海洋環境影響評価」を開催

日本海洋学会 海洋環境問題研究会では、海洋学会2025年度秋季大会最終日の9月25日(木)にWPI-AIMEC河宮 未知生ユニットリーダー(JAMSTEC上席研究員)がコンビーナーを務めるシンポジウム「変化する気候下での海洋環境影響評価」を企画しています。シンポジウムでは、同じくWPI-AIMECユニットリーダーの近藤 倫生 教授(東北大学生命科学研究科)が講演者として参加します。

大会日程(リンク参照)に記載の通り、大会第4会場での開催を予定していますが、オンライン配信を伴ったハイブリッド形式で開催予定です。

日本海洋学会の会員でなくても、無料で聴講可能です。参加(特にオンライン参加)をご希望の方は、下記の参加申込フォームからご登録ください。

参加申込フォーム

ご登録頂いた方には、開催が近くなってからアクセス先をお知らせいたします。なお、オンライン配信はコンビーナーによる設定で手作り感に富む運営になりますので、必ずしも円滑なアクセスが保証されない点は、予めご承知おきください。

現地参加、オンライン参加に関わらず、多くの方の参加を期待しております。

開催名「変化する気候下での海洋環境影響評価」
開催日時2025年 9 月 25日(木)
9:30~12:30
会場第4会場(北海道大学函館キャンパス 講義棟 第6講義室)
主催海洋環境問題研究会
コンビーナー河宮 未知生(海洋研究開発機構/東北大学)、小埜 恒夫(水産研究・教育機構)

趣旨

全球的な気候変動はもとより、我が国における異常気象頻度の増加、水資源及び植生の変化、周辺海域における水産資源変動など、地球温暖化の影響は多岐にわたり顕在化しつつあるという認識が広まっており、国を挙げての対応が急がれている。文部科学省と気象庁のイニシアティブのもと公開された「気候予測データセット2022」(以下DS2022)には、海洋環境を含む多岐にわたる領域の気候予測データが含まれ、農林水産業や治水など関連諸分野で活用が進んでいる。日本周辺海域については2kmという高解像度で2100年までの予測データが公開されている。本シンポジウムは、地球規模気候変動とその沿岸への影響評価研究の現状を概観したうえで、DS2022や環境DNAデータセットANEMONEを含む環境データの内容や利用方法を紹介し周知を図り、海洋関連諸分野において信頼に足る将来変化予測につなげることを目的とする。

プログラム

09:30-09:50「開会挨拶および趣旨説明」河宮未知生(JAMSTEC/東北大学)
09:50-10:20「日本の沿岸の魚類多様性、漁業の状況と気候変動の影響について」
伊藤進一(東京大学)
10:20-10:50「内湾・エスチュアリーの環境に対する気候変動影響について-有明海を例に-」
速水祐一(佐賀大学)
10:50-11:05休憩
11:05-11:25「ANEMONE:環境DNAを利用した生物多様性観測とその可能性」
近藤倫生(東北大学)
11:25-11:55「海洋予測データセットについて」中野英之(気象研究所)ほか
11:55-12:25総合討論
12:25-12:30閉会挨拶

日本海洋学会2025年度秋季大会・大会日程

https://kaiyo-gakkai.jp/annual_meeting/2025fw/timetable/

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